2011年冬、日本のすばらしい小企業を紹介する本を読みあさっていた。
「社会のしあわせを本気で考えている日本の企業で働いてみたい。」と
思っていた私は翌年の夏のインターンシップ先を探していた。
偶然インターネットで「インターン 大阪」と入力し検索したところ、
ひっかかったのがこのアクトインディ株式会社であった。
そこで、企業理念を読んでみた。
「価値を社会に提供してこそ企業」
この言葉に強く感動し、読み進めてみた。
他責を問わず自責を問え
感謝
など、現在主流のビジネス思考ではあまりみられないような、
美しい哲学をもつ企業。
私自身も強く共感するところがあり、
早速インターン問い合わせをしてみたところ、
させていただけることに決定。
そして、1ヶ月インターンも終盤になり、
現在パソコンにむかってブログ執筆中。
1か月間を通して、ホームページのコンテンツ作成や
アクトインディの経営のあり方の検討など、
非常にむずかしくやりがいのある仕事をさせていただいた。
1か月間会社で過ごす中で、
心の底から感動したこと、一生忘れない経験がたくさんあったが、
アクトインディの理想と現実のギャップを感じることもあった。
企業理念にある通り、感謝、自責を問う、といったことは
全ての方が実践されており、
お互いを心から尊敬され、仕事されているのが肌で感じられた。
その場にいるだけで心が磨かれるような、そんな職場である。
だがそれと同時に、社歴や地位にかかわらず
社員ひとりひとりが自ら考え、新しいものを創りだしてゆく、という
理念を完全に実現するのはむずかしいようだ。
経営者側の意見が結局通り決定を下す、
ということが多々見受けられた。
しかしそれをみる私としては企業を経営することがいかに難しいことか、
ということを少し理解できた気がする。
アクトインディは300年先、1000年先を見据えて活動している。
後世に自らを残してゆくためには、人財を輩出するだけでなく
会社中で育ってゆく仕組みもしっかりと確立する必要がある。
このような理念を掲げ、社会の利益のために奮闘する
企業が増えれば、日本から世界をポジティブな方向に
動かしてゆくことになるだろう。
インターンでの経験を活かし、これからの人生において
私がそれに少しでも貢献できれば、と思うところである。