反省と学び

1年前にこのBLOGに、今期は過去最高を更新する見通しですと書きました。
結果からいうと、更新できませんでした。。。

一気に飛躍を目論んでいた今期でしたが、自分の見通しの甘さ、実力の無さを痛感する一年となりました。
アクトインディとして20年目、いこーよは15年目だった今年ですが、それぞれ少しずつ進化してきたし、今年も少し進化するつもりでした。

しかしながら、世の中の変化スピードはどんどん加速しています。
あたりまえやルールがどんどん変わり、まさにパラダイムシフトが連続で起きています。
若いころはパラダイムシフトなんて何十年かに一度起こるようなものだという認識でしたが、
今は1年とか半年で、パラダイムシフトが起きていると感じています。
こんな事とっくに分かってはいるつもりでしたが、結果としては全然対応できていませんでした。

自動車産業で例えると、
弊社は一生懸命に努力してエンジンの性能を着実に磨いていたのですが
気がつくと、エンジンではなくモーターの時代になってたという感じです。

今までの常識、今までのルールの延長線上に目標をおいていた弊社は完全にこの変化について行けてなくて、今期計画と実績に歪が発生し、期の途中で急遽計画を見直しました。

今までやって来たことを取りやめたり、がんばって開発してきたものを途中で中止にして、全く新しい事にリソースを寄せたりと、
かなりドラスティックに動きました。
そのため、社内は大いに混乱し色々な意見が噴出し、暗雲が立ち込めました。

そんな中「むしろこれはいい機会だ!この際あらゆる問題を一気に解決しちゃいましょう!」と有志が立ち上がって、社内の色々な意見に耳を傾け、
コミュニケーションの取り方、ミーティングのあり方、意思決定の仕方、伝達の仕方などなど会社の改善すべき点を整理して経営に対して問題提起をしてくれました。
はずかしながら、そのほとんどが私自身気づいていながらも改善できていなかったことや、どうにかしなきゃと思いつつも着手しないで逃げていたことでした。

本当にありがたかったのは、これらの問題に対して犯人探しや責任追及をするのではなく
「この機会に変えていきましょう!!」
と主体的にポジティブな行動に移してくれるメンバーが多数いて社内がいい方向に進み始めたことです。

ということで、今アクトインディは、ビジネスモデル的にも組織としても大きくパラダイムシフトしている真っ只中です。
まだまだ、真っ只中なので2024年もドタバタするとは思いますが、きっちり変身して、これまで以上に価値を生み出せる会社になります。
「いこーよ」を軸にして次世代を担う子どもたちをターゲットにした動きは変わりません。むしろ加速していきます!
更に追加で次世代への価値を広げる新しい動きも始動しています。

当社の特徴は、エンジンがモーターに変わろうが、市場のルールが変わろうが、目的が一切ブレない事です。
私達が事業を通して実現したいことは『次世代に価値を残す』ことです。
自分が居ない未来の世の中を思いやり、今何をすべきかを考えて、それを事業として行うことで継続性を担保します。
どんなに儲けようがその事業が次世代にツケを回すようなものであれば害でしか無いと考えています。
この目的は全く変わらず、この目的を達成するために、組織やビジネスモデルはいくらでも柔軟に変化していきます。

アクトインディのメンバーは、この『次世代に価値を残す』という目的に対して『合意』があります。
『合意』だけでなく『覚悟』も合わせ持っているメンバーも結構いますし、嬉しいことに増えて来ています。本当にありがたいし心強いし面白いメンバーに恵まれています。

昨年、コロナから市場が復活し、当社も業績が急回復したこともあり、かなり楽観的に今期を迎えたのですが、結果多くの事を反省し学ぶ年となりました。
この反省と学びを活かして、2024年は変化に対応できるむちゃくちゃ土台の強い会社へと変身し、引続き誇りを持てるサービスを提供していきます。

ぜひ変わらずのご支援よろしくお願いいたします。