10期連続黒字決算&オフィス移転

3月末で締めた10期目の決算ですが無事に黒字となりました。
これで創業以来10期連続で一応黒字。
黒字=事業を続けていく権利を獲得、と私は考えているので
ま、ホッとしています。
社内のメンバーはもちろんのこと、多くの方々にご協力、ご指導いただきましたお陰で
このように10期黒字を積み重ねることができたこと、本当に感謝しております。
ありがとうございます。
これからもまたよろしくお願い致します。

また、本日5/19オフィスを移転します。
新オフィスは品川区西五反田8-2-8-7階になります。
今のオフィスから徒歩2分くらいの場所です。
このオフィスで新たな仲間を募り、サービスの質を向上させ、
アクトインディ株式会社がこの世に生まれた価値を今後もとことん追求していきます。

アクトインディは「次世代に価値を」をテーマに事業に取り組んでいます。
儲けるからやるのではなく、長期的に見てこの国(ちょっと大きいけど人類)にとって必要な事を
事業としてやっていく。これがアクトインディの方針です。

今、アクトインディが取り組んでいるひとつが、子どもとお出かけ情報「いこーよ」。
次世代を担う今の子どもたちやこれから生まれてくる子どもたちが
価値観形成する際に最も大切だと思う親子のコミュニケーション
健全に促進させたいと思っています。

長時間労働や共働き、また都会での子育てが増え、親子のコミュニケーション時間は
昔に比べ激減しています。
しかも、自然やいきものに触れる機会も少なくなり、子どもは価値感形成に重要な
体験、経験が出来ないまま大人になってしまう状況です。

私はたまたま田舎で育ったのですが、田畑が身近にあり収穫なども体験しました。
また鶏をかって卵をいただく、魚を獲って命をいただくという経験もしました。
山で山菜をとったり、木の実をひろったり、野いちごをとったりしました。
野球をして近所の家のガラスを割ったり、人の家になってる柿を勝手に取って食べたり
色々と迷惑もかけましたが、そのたびに近所のおじいちゃん、おばあちゃん、
おじちゃんおばちゃん達が叱ってくれたり、優しく教えてくれたりしました。

その中で、
人間は自然に生かされてる
自分たちが今あるのは多くの命をいただいている
先祖たちが大切に自然を守ってくれたから今もその恵みをいただける
工夫して道具をつくるよろこび
工夫したらなんでも楽しく遊べること
近所の人や年上のお兄ちゃんお姉ちゃんから教えてもらう経験
年下の子供たちに対しての責任をもつ経験
などいろいろな事を学んで育ったように思います。

でも、今の世の中にはこういった環境が激減しています。
公園などはボールを使ってはいけないとか、自由に遊べない。
近所は知らない人だらけ。
命や旬に触れることも難しい。
これでは正直まともな人間が育つのは難しいと感じています。

微力ではありますが、私たちは、子どもとお出かけ情報「いこーよ」というサービスを通して
親子でどんな体験、経験をするのか?
親子がどんな会話をするのか?
子どもがどんな事を感じながら成長していくのか?
その中身をデザインして行きたいと考えています。
(出来れば子どもだけじゃなく親の価値観も変えて行きたいとたくらんでますw)

お陰様でこの「いこーよ」は220万人/月にご利用いただけるサービスとなりました。
これからもこのサービスを加速させていきます。
その為にエンジニア、デザイナ、企画営業、といった職種で募集しています。
一緒に次世代に価値を残す仕事をしたい!という人お待ちしております。
採用情報はこちら

同時に「先達への感謝」を忘れない国にしたいと思っています。
今現在、日本で当たり前の事。
例えば、上下水道、ガス、電気といった設備が当たり前に廉価に使える。
選挙権も参政権も与えられる。
自由に職業も選べるし、転職もできる。 などなど。
これらの当たり前のことに対しての感謝の気持ちが無い人が多いと思います。
むしろ、無い物ねだりで文句ばかりいう人が多いんじゃないかと。
でも他国から見ると、日本は相当恵まれてるはずです。

なぜこんな恵まれた環境があるのか?
すべて先達が創ってきてくれたからだと思います。
このことに多くの人が気づき感謝の気持をもって、次世代に恩返しする。
このループを創りたいと思っています。

その為の手段として、葬儀やお墓、法事といった文化を私たちは守っていきたいと思っています。
お金儲けの手段に利用されすぎて、本来の尊い価値を失いつつあるこれらの文化は
実は人類という生物にとって無くてはならない体験・経験だと思っています。
身近な人の死に直面する、大切な人、お世話になった人の死に直面する。
だからこそ、自分の命の大切さ、はかなさを知り、この限られた与えられた命をどう使うか
真剣に考えるんだと思います。
また、亡くなった人をきっかけに葬儀、お盆、お彼岸、一周忌、三回忌など
近しい人、縁のある人が集まり顔を合わせ、昔話をすることで絆が生まれ
そこに参加した子供たちは、先祖あっての自分ということを徐々に認識するんだと思います。

効率が重視され、なんでもお金に換算され、結果時間を奪われ
本当に大切なことに時間を割くのが煩わしいと感じる人が増えている世の中ですが
私たちはその価値を何とか伝え、人が人として生きるために必要な文化をきちんと
残して行きたいと思っています。

せっかくこれだけ恵まれた環境をいただいているので、きっちり次世代に価値を残したいと
思っています。
ということで、11期目&新オフィスでもみなさんよろしくお願い致します。