ノーベル賞で思うこと

iPS細胞の開発で京都大学の山中教授がノーベル賞受賞とのニュース。
ちょっと想像つかない分野のことですが、ニュースの解説を聞く限り
すごいなーと思うし、日本発で世界で通用する研究や技術があることも
なんだかとても嬉しく思います。

私がちらっと見たテレビのニュースでは、満面の笑顔というよりも
険しい顔をして、これから社会貢献、医療などへの貢献をしていかなきゃ意味が無い
みたいなことを発言されてて、より一層尊敬の念を増しました。

一方で、医療ってどこまで進むんだろうという元々持っていた不安が再び・・・。
確かに病気を治せることは素晴らしいことだし、人助けであるし、多くの人を
悲しみから救うすべだと思います。
でも、それは実は長期的な視点から見たら、どうなんだろう。。。
って思っちゃいます。

難しいテーマですが、このままどんどん医療が発展していって
医療によって命が助かる人がどんどん増えていったら本当に幸せなのかなぁ。

私の祖父は心筋梗塞で亡くなりました。
救急車で運ばれてからわずか2日くらいで亡くなってしまいました。
それから約30年後、こんどは父が心筋梗塞になりました。
しかし、目覚しい医療の発展のお陰で手術も無事成功し、お陰様で今も元気です。
今年、初孫が生まれ、見たこと無いような表情で孫をあやす父親をみると
あの時助けていただけて本当によかったなーと実感します。

もし自分の父親があの時心筋梗塞で祖父と同じようになくなっていたら。
それはもちろん悲しいし、残念だし、後悔だらけだったと思います。
でもそういった経験が人を成長させるようにも思いますし
感謝だったり、おかげ様だったり、謙虚だったり、様々な事を人として学ぶ
機会だったんじゃないかなーとも思います。

惜しまれてなくなる命が、人という生き物に教えることはすごく多いように思います。
何のために生きるのか?みたいなことも、医療が発展する前のほうが深く強く考え
られていたんじゃないかと思います。

誤解を恐れずに書くと、どうせ発展するなら是非
産婦人科や小児科といった分野の医療が発展してくれることを願います。
産婦人科は、夜勤などもあり、しかも私が聞いた話では医療ミスで訴えられる
件数が一番多いのが産婦人科だとか・・。
結果、なりたがるお医者さんが減ってて、産婦人科が不足しているのが現状と聞きます。
(間違ってたらすみません)

人生経験も少なく、勉強不足の自分の現時点での結論ですが
どんな政策よりも、何よりも、子供が産まれるってことが一番人々を元気にし、喜ばせ
未来を明るくする方法なんじゃないかと思います。
まさに子供って社会にとって希望なんだなーと感じます。
少子化って=希望が減ってるってことだと思います。

ちょっと色々と飛びましたが、私はもし自分が病気になったら
あまりじたばたせず潔く終わりたいと思います。
それで悲しんでくれる人がいれば、その人達がその経験を活かして
自分の命を輝かしてくれればいいなと。