【2020年 子育て層におけるハロウィン調査】
新型コロナ禍のハロウィンは「おうちで楽しむ」のが主流に
アクトインディ株式会社(本社:東京都品川区 代表:下元敬道)が企画運営する、国内最大級の子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」( https://iko-yo.net )は、19歳以下の子どもを持つ全国の保護者801名を対象に「ハロウィンに関するアンケート」を実施しました。(調査期間:2020年8月3日~2020年9月7日)
【総括】
家でハロウィンの飾り付けをする、ハロウィンにちなんだ料理やお菓子を買ったり作ったりするなど、「ハロウィンは家で楽しむ」という家族がさらに増加している。反対に、「仮装して出かける」「パレードに参加する」など、外のイベントに出かける人は減少傾向にある。ハロウィンをやった(やりたい)場所としても「自宅やママ友、親戚などの家」という人が半数近くに上ることがわかった。
子供とハロウィンに参加するにあたり、心配・不満なことは何か、という質問に対しては、42%が「新型コロナへの感染」、38%が「イベント実施による新型コロナの感染拡大」としている。さらに「地域や近隣からの目」をあげている人も多い。これらの結果から、今年のハロウィンは外でのイベント参加を自粛する傾向にあり、「家族や友人たちとアットホームに楽しむ」スタイルが主流になりそうだ。
【本リリースのポイント】
- 家での飾り付け、ハロウィン料理やお菓子作りなど、ハロウィンは家で楽しむ人が増加
- ハロウィンをやる場所も、圧倒的に家が多い
- ハロウィンで心配、不満なことは「新型コロナへの感染」と「イベント実施による新型コロナの感染拡大」
1 家での飾り付け、ハロウィン料理やお菓子作りなど、ハロウィンは家で楽しむ人が増加
昨年ハロウィンで何をしたか、今年は何をしたいかという質問に対しての回答結果が以下のグラフ。「家にハロウィンの飾り付けをする」や「ハロウィンの料理やお菓子を買う/作る」「ホームパーティーをする」など、家でハロウィン関連のアクティビティを実施する人は昨年の調査でも増加傾向にあったが、今回の調査でも割合が高く、昨年よりもさらに増えている。
一方、「仮装して出かける」「お菓子ラリーに参加する」「ハロウィンパレードに参加する」という人は、ほぼ横ばい状況。ハロウィンというと仮装パレードなどの比較的大きなイベントに参加するイメージがあるが、子育て層では、仮装パレードなどへの参加意向はピークを過ぎたと見られる。加えて新型コロナ感染症の影響もある今年は、外ではなく家でハロウィンを楽しむ人が多数派のようだ。
2 ハロウィンをやる場所も、圧倒的に家が多い
ハロウィンを昨年どこでやったか、今年どこでやりたいかという質問でも、「自宅やママ友、親戚などの家」が49%と圧倒的に多く、昨年より20%ほど増えている。一方、「商店街やショッピングモール」をはじめ、「遊園地やテーマパーク」、「駅前大通りイベント広場」などでハロウィンを行いたい人の割合は、昨年外でハロウィンをした人と比べると微増程度だった。この結果からも、今年のハロウィンは家で過ごす親子の割合が高くなると予想される。
3 ハロウィンで心配、不満なことは「新型コロナへの感染」と「イベント実施による新型コロナの感染拡大」
子供とハロウィンに参加するにあたって心配なこと・不満なことを聞いたところ、最も多かったのは「新型コロナへの感染」、次いで「イベント実施による新型コロナの感染拡大」だった。さらに、11%が「地域や近隣からの目」を心配している結果に。コロナ禍の今、外でのイベントなどに参加すると他人からどう見られるかが気になるため、外でのハロウィンを“自粛”し、家で過ごしたい人も多いと考えられる。
昨年の同調査では、子育て世帯の3割以上が「イベント参加者の騒ぎや暴動などへの治安」をあげ、約3割は自分がハロウィンに参加する際に「集団で歩いたり騒いだりすることが迷惑になっていないか」と心配していた。すなわち、騒ぎに対しての不安や心配が、自宅や友人宅でハロウィンを楽しむ人の増加につながっていたと考えられるが、今年のハロウィンについては回答が一変し、新型コロナ感染症一色という結果になった。
4 プロファイル(回答者全体の801サンプルの内訳)
性年齢比率
20代以下 | 30代 | 40代以上 | |
男性 | 3% | 8% | 16% |
女性 | 13% | 37% | 23% |
職業
会社員(フルタイム勤務) | 37% |
主婦・主夫 | 33% |
パートタイム勤務・アルバイト | 17% |
自営業 | 4% |
公務員 | 4% |
専門職 | 2% |
その他 | 3% |