【2019年 勤労感謝の日 アンケート調査】
親子の会話で子どもの意識が変わる?「働くことは○○」
アクトインディ株式会社(本社:東京都品川区 代表:下元敬道)が企画運営する、国内最大級の子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」( https://iko-yo.net )は、2019年11月23日の勤労感謝の日を前に、小学生の子どもを持つ全国の保護者401名を対象に、親の仕事についての親子の会話に関するアンケートを実施しました。(調査期間:2019年9月2日~10月7日)
【本リリースのポイント】
- 約9割の親子が親の仕事について話題にしている
- よく話されている内容は「どんな仕事をしているか」で、「収入」について話す割合は1割未満
- 親子で仕事について話をすることがある子どもの、働くことに対するイメージのトップは「収入が得られる」、話をすることがのない子どものトップは「大変そう」
【総括】
約9割とほとんどの親子が親の仕事について話をしている。どんな仕事をしているかといった親の職業はもとより、仕事の大変さや、会社について、職場での人間関係についても話題となっているようだ。一方、親の仕事について子どもと話をしない人たちにその理由を聞いてみると、「子どもに聞かれたことがない」が圧倒的に多く、「仕事の話を家庭に持ち込みたくない」というような理由で話題にしない親は少数派であった。
「働くこと」に対して子どもがどんなイメージを持っているのか直接子どもに聞いてもらったところ、親の仕事について話をすることがある子どもとそうでない子どもを比較すると、働くことに対するイメージに大きな違いが見られた。親子で親の仕事について話をすることがある子どもは、働くことに対するイメージとして、収入や楽しさ、人に貢献できるといった、仕事から得られるポジティブ面について答える割合が多いのに対し、話をすることがない子どもたちは、「大変そう」「忙しそう」といったネガティブなイメージを答える率が高く、楽しさや人に貢献できるなどのポジティブイメージはあまり持たれていない。
親の仕事について話をすることがある親子は、親が自分の仕事を「楽しい」「人の役に立てる」ものであると思っている傾向があり、仕事をすることで得られる喜びなどを子どもに話すことで、子ども自身も仕事についてポジティブなイメージを持ちやすくなるということなのではないだろうか。
1. 約9割の親子が親の仕事について話題にしている
親の仕事について、子どもと話をすることがある割合は88%、話をすることがない割合は12%と、ほとんどの親子で親の仕事のことを話題にしている。
2. よく話されている内容は「どんな仕事をしているか」で、「収入」について話す割合は1割未満
親の仕事について子どもとどのような話をするかを聞いたところ、言うまでもなく「どんな仕事をしているか」についてが86%と圧倒的に多い。一方で「収入」や「キャリア形成」「働きやすさ」といったスペック的なテーマについては、話しているとしても1割程度。
親の仕事について子どもと話をしない人たちの理由については、「子どもに聞かれたことがない」(43%)が一番多く、続いて「子どもが興味を持たないと思うから」(27%)が続いた。「仕事の話を家庭に持ち込みたくないから」(18%)といった、話すことをあえて避けていることが理由である人は少数派であった。
3. 親子で仕事について話をすることがある子どもの、働くことに対するイメージのトップは「収入が得られる」、話をすることがない子どものトップは「大変そう」
「働くこと」に対して子どもがどんなイメージを持っているのか直接子どもに聞いてもらったところ、親の仕事について話をすることがある子どもでは1位が「収入が得られる」(53%)で、親の仕事について話をすることがない子どもでは1位が「大変そう」(57%)という結果であった。10ポイントを超える差が生まれたのは「収入が得られる」「楽しそう」「人の役に立てる」などの働くことで得られるポジティブ面ともいえる項目で、いずれも親の仕事について話をすることがある子どもたちがそのようなイメージを持っている率が高かった。
4. プロファイル(回答者全体の401サンプルの内訳)
性年齢比率
20代以下 | 30代 | 40代以上 | |
男性 | 1% | 5% | 10% |
女性 | 10% | 44% | 31% |
職業
主婦・主夫 | 39% |
会社員(フルタイム勤務) | 27% |
パートタイム勤務・アルバイト | 26% |
公務員 | 2% |
専門職 | 2% |
自営業 | 3% |
その他 | 1% |